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トーキョーN◎VAリプレイ〜夢現〜           10
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2009年01月06日

トーキョーN◎VAリプレイ〜夢現〜 シーン00

●シーン00 嵐の前――アラシルーラーシーン




RL:最初のシーンですが、演出メインのルーラーシーンになります。シーンタロットはアラシ。余裕があれば嵐の予感をさせてみよう。

 

月の無い夜のごとく暗い、広大な一室。トロンの動作を示すランプの明滅だけが見える。その微かな光の中、一つのシルエットが影を落とす――人影。

それは、ゆっくりと唇を開いた。

「……なるほど、これは興味深い。やはり私の仮説に間違いは無かった。私はついに辿り着いた……」

 低く、重い、幾重もの年輪を感じさせる、重厚な男の声。人影から枝が伸び、部屋の最奥に据え置かれたギガトロン端末に影が差す。

「……二進法では説明のつかない、生命が持つ最もファジーな部分――魂……」

 ギガトロンを覆った枝が揺れる。否、トロンのランプに照らされたそれは、痩せながらも確かな力を宿す腕であった。

「……だが、これは人の子らには過ぎたるもの。ここいらが潮時であろう……そうは思わぬか?」

「御意」

傍らに、新たなシルエットが音も無く揺らめき立つ。言の葉に乗ってなお静けさを感じさせる、澄んだ女の声。

「では、所定の通りに作業を進めよ。私はこれを……放つ。まずは、レッドエリア・スラム。今こそ人々が永劫の夜に包まれるときだ……」

 

RL:神業《タイムリー》が使用されます。


サブナ:敵はタタラ


 一斉に全てのトロンと、それらに繋がれたハードウェアが目覚め、間もなく暴力的かつ破滅的な――電子機器にとっては――がりがりという騒音にも似た駆動音が、室内を満たす。

 しばしの時をおいて、

「……終わりだ。始末を頼む。これが最後になる。念入りにな……」

「承知いたしました」

 未だ動かずにいた女が、ギガトロンの電源スイッチに触れる。

 

RL:神業《完全偽装》が使用されます。


サブナ:あぁ、なるほど。分かりやすい。

 

 女の言葉と共に、ギガトロンに繋がれた端末とその周辺機器の電源が切れていき、最後にギガトロンの電源が落ち室内は完全な闇に閉ざされる。

「……今ここに在る闇は心地良いが、もはや長居は無用……人は夜を削り過ぎた。今再び、昼の一部を夜へと戻さねばならん……」

 

サブナ:なんか格好良いこと言ってやがる(笑)。

 

「……では、参ろうか。我等の城、我等の王国へ……」

 そして、部屋からは息遣いの一つすら聞こえなくなり、光に続き音さえも完全に失われる。

 

万理:結構思わせぶりですねー。

RL:ルーラーシーンの終了となります。続いて、各キャストの導入に参りましょう。





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